良心とか、そういうのってだれの心にだって存在しますよね。
ちょっとした言葉に、傷ついたり。
傷つく、なんてきれいで痛そうな痛みじゃないけれど、なにか心に重くかかることとか。
在りますよね。
日常生活の中に。
笑顔の似合うひとのとなりにいると、笑えない自分が惨めに思えてきて。
面白い、ユーモアのあるひとたちの中にいると、何気なく哀しくなってきたり。
そんなことって、毎日ですよね。
気づいてなくてもいつだってあること。
どこにだってあること。
誰にだってあること。
そんなむなしい日々が続いていくと、いつのまにやら心が麻痺していくんです。
何が面白いのか、何がうれしいのか。
何が哀しくてこんな気持ちになるのか。
何が、正しくて、何が本当の道なのか。
迷う。
迷う。
泣いたりもするけど。
意味がないことだってある。
そう知ったりとか。
無駄に哀しくてやるせなくて、自分なんかいらなくて、どこか消えてしまいたくて。
…外を思わず見て、身を乗り出そうとするけど。
結局、できない。
そのとき思うのは、その後のこと。
自分がいなくなったら、自分はもう、関係がないのに。
人間だからこそ、心配してしまうんだろう。
その後のこと。
何か悪口いわれないかな、とか。
この日記テレビ公開されたらどうしようとか。
なんだかうけるね。
面白いね。
でも、嫌だね。
ああ、本当に嫌だね。
結局、何をしようとも、全て自分のところへ跳ね返ってきてしまうんだね。
これをしよう、とか決心した途端、結局は逃げただけじゃないかと自分で自分を追い詰める。
そんなの堂々巡りだよ。
わかってても、責めずにはいられない。
どんなことだって。
そのひとにとっては大変なことなのかもしれないのに。
勝手な物差しで、決め付けないで。
どんなことだって。
価値観はみんな異なるのに。
なんで、同じ風にとらえなきゃいけないんだろ。
なんでなのかなぁ?
心の軋む音がする。
心の軋む音がした。
さっきまで音なんてしなかったのに。
心が軋んでく。
心が割れていく。
無音が砕けていく。
心の破片がまた心を砕いてく。
砕けたら、もう。
何も、残りはしないのさ。
…それは、一番君がわかってるはずだよ。
残りはしない。
どこへでも。
どこまでも。
砕けて、無くなって、失う。
そしたら―…おしまいだ。
やっと、楽になれるね。
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